大きさ5ミクロンのバクテリアが大挙して380ミクロンの超小型歯車を回転させる......そんな壮大でミクロな実験を、米国アルゴンヌ国立研究所の科学者たちが成功させました。同研究所所属の物理学者Igor Aronson氏によれば「このシステムでは、バクテリアより100万倍も大きな歯車を回転させることができる」。動画を見れば一目瞭然ですが、たしかに歯車がぐるぐると回転しています。ふたつの歯車が反対に、かつ協調的に回転しているのがポイントです。

実験に利用されたのは枯草菌(Bacillus subtilis)というバクテリア。Aronson氏は4年近く微生物の研究に取り組み、枯草菌を使う方法に辿り着きました。ただ歯車を回転させるだけではなく、酸素の供給を止めることで動きをぴたりと止めることもできます。もちろん、酸素の供給を再開させれば歯車の回転も再開。お見事です。


「バクテリアの動きを利用し制御することは、微生物を用いたハイブリッド生体力学システムのさらなる開発にとって欠かせない必要条件である」とAronson氏。技術の応用先として、たとえば太陽光からより多くの光子を集められるソーラーパネルなどが考えられます。





[via Forbes]
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